今回のテーマは「絶対に買わない米国株の特徴5選」です。個別株やETFに投資を検討している方にとって、どの銘柄を避けるべきかを知ることは非常に重要です。これから紹介する特徴に当てはまる銘柄を避けることで、投資のリスクを軽減し、資産を守ることができます。
目次手数料が高いETF
投資をする際には手数料が重要な要素となります。多くの投資家が手数料の安いETFを選ぶ理由は、維持コストが低いためです。例えば、VOOやVTIなどのETFは経費率が0.03%と非常に低いです。しかし、手数料が高いレバレッジETFは避けるべきです。レバレッジETFは市場の動きの2倍や3倍の値動きを狙うため、維持コストが高くなります。例えば、SOXLの経費率は0.95%で、VOOやVTIと比べると30倍以上高くなります。
自分がよく知らない銘柄
自分がよく知らない銘柄に投資するのはリスクが高いです。理解できないビジネスモデルや業績についての知識が不足していると、買い時や売り時を見極めるのが難しく、損失を被る可能性が高くなります。例えば、バイオテクノロジー株は技術や市場の理解が難しいため、業績が不安定で株価も変動しやすいです。ウォーレン・バフェット氏も「自分に理解できないビジネスには投資しない」と言っています。
話題性だけで伸びている銘柄
SNSやメディアで話題になっているだけで株価が上昇している銘柄には注意が必要です。短期的な話題性に乗って株価が急騰することがありますが、長続きしないことが多いです。例えば、メタバース関連株やEV関連株は一時的に注目を集めましたが、その後の株価は低迷しました。話題性だけでなく、実際の業績や成長ストーリーを確認することが重要です。
世の中のトレンドに逆らっている銘柄
長期的な投資をする際には、世の中のメガトレンドに逆らっている銘柄には投資しない方が良いです。例えば、エネルギー関連銘柄は今後の持続可能なエネルギーへの移行が進む中で、石油や石炭などの化石燃料に依存する企業はリスクが高いです。持続可能なエネルギーへのシフトは地球温暖化対策として全世界が取り組んでいるため、長期的な成長が見込める分野に投資することが重要です。
決算をミスりまくっている銘柄
投資する企業の業績を確認することは非常に重要です。業績が伴わない企業の株価は下落する可能性が高いです。例えば、ペロトンのように売上が一時的に好調でも、その後の需要が減少し、業績が悪化する例があります。直近の2四半期分の業績を確認し、売上高、営業利益、EPS、営業キャッシュフローが順調に増えているかをチェックすることが重要です。
成長する国や企業に丸ごと投資し、手数料が安いETFを選ぶ基準
米国の成長企業に投資する方法として、VOOやVTIなどの手数料が安いETFを選ぶことが王道です。これらのETFは維持コストが低く、分散効果も高いため、リスクを抑えながら長期的な成長を期待できます。VOOは米国大型優良企業500社に、VTIは米国中小型企業も含む4000社以上に投資します。
業績が読みやすく、熟知している銘柄を選ぶ基準
投資先の企業がどんな商品やサービスを提供しているか、競合他社に負けない強みがあるかを理解することが重要です。また、自分が興味を持てる企業に投資することで、悪い時期にも投資を継続するモチベーションが保てます。例えば、自分がよく利用するサービスや製品を提供する企業に投資することで、ビジネスモデルを理解しやすくなります。
成長ストーリーがあり、業績を伴って伸びている銘柄に投資する基準
企業の成長ストーリーを理解し、業績がそのストーリーに沿って伸びているかを確認することが重要です。ビジネスプランが明確で、マーケットが拡大している企業は、投資先として魅力的です。例えば、テクノロジー企業やヘルスケア企業は、革新的な製品やサービスを提供し、成長が見込まれる分野です。
世の中のトレンドに乗っている銘柄に投資する基準
世の中の大きなトレンドを抑えることも投資判断の重要なポイントです。例えば、持続可能なエネルギーやデジタル化、EVなどの分野は、政府の政策や市場の需要が後押ししているため、長期的な成長が見込まれます。国策に沿ったテーマに投資することで、安定したリターンを得る可能性が高まります。
直近の決算をしっかりとクリアしている銘柄に投資する基準
直近の2四半期分の業績を確認し、売上高や営業利益、EPS、営業キャッシュフローが順調に増えているかをチェックすることが重要です。特に営業利益率は、企業の本業でどれだけ儲けているかを示すため、20%以上の営業利益率がある企業は優れた投資先といえます。業績が安定している企業に投資することで、リスクを抑えつつリターンを期待できます。
関連する質問と回答
Q1: 米国株への投資を始める際に最初に注意すべき点は何ですか?
投資を始める際には、まず自分が投資しようとしている企業やETFの手数料やビジネスモデルを理解することが重要です。また、自分がよく知らない銘柄には注意し、しっかりとしたリサーチを行うことが大切です。
Q2: 手数料が高いETFは絶対に避けるべきですか?
手数料が高いETFは避けるべきですが、短期的に大きな利益を狙う場合は例外もあります。重要なのは、自分の投資スタイルに合わせた選択をすることです。
Q3: バイオ株への投資はリスクが高いですか?
バイオ株は技術や市場の理解が必要で、業績が不安定なことが多いため、リスクが高いです。よく知らない銘柄には注意し、投資を避けることが賢明です。
Q4: メガトレンドに逆らう銘柄への投資はなぜ避けるべきですか?
メガトレンドに逆らう銘柄は長期的な成長が見込めないため、投資リスクが高くなります。持続可能なエネルギーやデジタル化などのトレンドに乗った銘柄に投資することが重要です。
Q5: 直近の決算を確認する際に特に注意すべきポイントは何ですか?
売上高、営業利益、EPS、営業キャッシュフローが順調に増えているかを確認することが重要です。また、営業利益率が高い企業はビジネス上の強みを持っている可能性が高いため、注目すると良いでしょう。