投資には興味があるけど難しそう、始めてみたいけど何をどうしたらいいかわからない—こんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。選択肢が多すぎると逆に選ぶのが難しくなるという「ジャムの法則」にもとづき、今回は投資初心者にオススメの米国株投資信託を厳選しました。投資信託選びのコツや具体的な商品について詳しく解説し、迷った時の対処法もご紹介します。選択肢が多すぎて選び疲れてしまうのはもったいないので、まずは基本を押さえ、最適な選択をしていきましょう。

投資信託選びで最も大切なこと

投資信託を選ぶ際に最も大切なことは、どの指数をベンチマークとしている商品を選ぶかです。ベンチマークとは、投資信託の運用の際に目標とする基準のことです。これを知っておくことで、商品選びが非常にシンプルになります。例えば、アメリカの株式指数に連動する投資信託を選ぶなら、どの指数をベンチマークにしているかを確認することが重要です。指数の選択は長期的に得られるリターンに大きく影響するため、慎重に選びましょう。

迷ったらこの3本から選んでみよう

米国株投資をしている多くの人に支持されているファンドをベンチマーク別に厳選しました。この3本の投資信託は、初心者でも安心して選べるものです。

1. eMAXIS Slim 米国株式 (S&P 500)
2. SBI・V・全米株式インデックスファンド
3. eMAXIS Slim バランス (8資産均等型)

それぞれのポイントを以下で詳しく解説します。

eMAXIS Slim 米国株式 (S&P 500)

S&P 500をベンチマークとしている投資信託で、アメリカの代表する大企業500銘柄を時価総額順に集めた指数です。この指数に連動する投資信託は多くありますが、その中でもeMAXIS Slim 米国株式は特にオススメです。このシリーズは「業界最低水準の運用コストを将来にわたって追求する」というコンセプトで運用されており、信託報酬が非常に低く設定されています。また、純資産総額が右肩上がりに増えているため、繰上償還のリスクも低いです。

SBI・V・全米株式インデックスファンド

VTIに連動する投資信託で、アメリカ市場を丸ごと買うことができる商品です。信託報酬が極めて低く、シンプルな商品設計とSBI Vシリーズとしての実績に基づく安心感があります。また、新規設定から短期間で純資産総額が増加しているため、今後の成長が期待できます。既に楽天全米株式インデックスファンドに投資している方も、慌てて乗り換える必要はありません。これから積み立てる分をSBI・V・全米株式に切り替えることを検討してみてください。

eMAXIS Slim バランス (8資産均等型)

集中投資に踏み切れない方にオススメのバランス型投資信託です。このファンドは8つの資産に均等に投資を行うため、リスク分散がされており、安定的な運用が期待できます。バランスファンドの良さは、自分でリバランスをする必要がなく、放っておいても自動的に調整してくれる点です。信託報酬が低く設定されているため、再建も含めたバランスが良い投資信託を求める方には最適です。

それでも決められない時の対処法

3本に絞っても決められない場合は、迷っているものを両方買ってみるのも一つの方法です。例えば、月々2万円の積み立てを行うのであれば、1万円ずつS&P 500連動とVTI連動を買うというように。両方を買い続けると、自分ごととして比較ができるようになり、どちらの指数に絞るのが心地よいか判断できるようになります。将来的にどちらか一方に絞りたいと感じたら、そこから積み立て設定を変更し、既に買い付けをした分はホールドしておくと良いでしょう。

まとめ

今回のテーマは「迷ったらコレ!投資初心者にオススメの米国株投資信託3選」でした。投資信託選びで最も大切なことは、将来性がある株価指数を選ぶことです。何をベンチマークとしている投資信託かをしっかり確認することが重要です。また、迷った時の対処法としては、両方を買ってみることが有効です。大きな方向性を外していなければ、比較することで得られるものがあります。まずは一歩を踏み出し、自分に合った投資信託を見つけましょう。

関連する質問と回答

1. 投資信託のリスクとは何ですか?

投資信託には、価格変動リスク、信用リスク、流動性リスクなどがあります。価格変動リスクは、投資対象の価格が変動することで、元本割れの可能性があることです。信用リスクは、運用会社や投資先企業が倒産するリスクです。流動性リスクは、売買が困難になるリスクです。

2. 初心者にオススメの投資信託は何ですか?

初心者には、低コストで分散投資ができるインデックスファンドがオススメです。特に、eMAXIS Slim 米国株式(S&P 500)やSBI・V・全米株式インデックスファンドなどが良い選択肢です。

3. 投資信託の手数料にはどのようなものがありますか?

投資信託の手数料には主に購入時手数料、信託報酬、解約時手数料があります。購入時手数料は投資信託を購入する際にかかる費用で、信託報酬は運用期間中にかかる費用です。解約時手数料は、投資信託を解約する際にかかる費用です。

4. 米国株投資信託のメリットは何ですか?

米国株投資信託のメリットは、アメリカの経済成長に連動したリターンを得ることができる点です。アメリカは世界最大の経済大国であり、多くの優れた企業が存在しています。また、長期的に見て高いリターンが期待できることも魅力です。

5. 投資信託を選ぶ際に注意すべき点は何ですか?

投資信託を選ぶ際には、ベンチマーク、信託報酬、運用実績、純資産総額を確認することが重要です。特に信託報酬は長期的なコストに影響するため、低コストなものを選ぶことが望ましいです。また、運用実績が安定しているか、純資産総額が右肩上がりに増えているかも確認しましょう。

投稿者 Nakamura Shinichi