今回は、積み立てNISAを始める際におすすめの証券会社について詳しく解説します。証券会社の選び方は投資の成否を大きく左右します。そこで、証券会社の重要性、具体的なおすすめ証券会社、ポイント還元、証券会社の変更方法について順を追って説明します。
目次証券会社の重要性
積み立てNISAを始める第一歩は、証券会社の口座開設です。しかし、証券会社には店舗型とネット証券の二つがあります。店舗型は対面での手続きが主で、ネット証券はインターネットでの手続きが主です。これから積み立てNISAを始める方には、ネット証券がおすすめです。
店舗型は土地や人件費がかかるため手数料が高く、手続きや売買のために店舗に行く必要があるため、手間がかかります。対面での話し合いで高い手数料の商品を勧められることもあります。
一方、ネット証券は手数料が安く、システムの開発に投資できるため、サービスや仕組みが優れています。具体的には、優秀でコストが安い投資信託を購入でき、売買手数料が安い、手続きがネットや郵送で完結するなどのメリットがあります。積み立てNISAを最大限に活用するためには、これらのメリットは見逃せません。
おすすめの証券会社3選
ネット証券の中でも特におすすめの証券会社は、SBI証券、楽天証券、マネックス証券の3社です。それぞれの特徴を詳しく紹介します。
SBI証券
SBI証券は業界最大手で、2021年末時点での口座開設数は約802万口座とトップです。総合力が高く、以下のメリットがあります。
- 購入できる株や投資信託の種類が多い
- 様々な手数料が安い
- 基本的なサービスを網羅している
特に積み立てNISAをきっかけに投資の幅を広げたい人にはおすすめです。例えば、年間40万円を超えてさらに投資をしたい場合や、投資信託だけでなく個別株や外国株にも投資をしたい場合には、SBI証券の総合力が役立ちます。
楽天証券
楽天証券の特徴は、画面が見やすく操作がわかりやすいことです。どうやって投資信託を買えばいいのか、その確認方法などで悩むことがありません。また、資産の推移をグラフで視覚的に見られるため、モチベーションが保ちやすいです。
さらに、楽天経済圏が強いのも大きなメリットです。楽天市場で貯まったポイントを投資に使えるなど、楽天のサービスをよく利用する方には特におすすめです。ただし、楽天証券はお得な制度の変更が続いており、ポイント倍率が下がるなどのニュースもありますので注意が必要です。
マネックス証券
マネックス証券の特徴は、投資信託の購入で貰えるポイントの倍率が高いことです。また、無料の投資情報やオンラインセミナーが豊富で、投資に便利なツールも充実しています。
例えば、資産の水や配分を管理するツールや企業の業績を分析するツールなどがあり、これらを無料で利用できるのは大きな魅力です。クレカ積立のポイント倍率も高く、維持が簡単なので、お得さ重視の方には特におすすめです。
積み立てNISAでポイント還元
ネット証券では積立NISAでポイントを貰える仕組みがあります。主に以下の2種類の方法があります。
クレカ積立
クレジットカードを使って投資信託を購入するたびにポイントが貰えます。例えば、マネックス証券では1.1%のポイントが貰えます。SBI証券ではプラチナカードを利用すると最高2%のポイントが貰えますが、維持には年会費やカード利用額の条件が必要です。
投信保有
投資信託の保有額に応じて毎月ポイントが貰えます。倍率は小さいですが、何もしなくても毎月ポイントが貰えるのがメリットです。特に低コストな投資信託を保有するだけでポイントが貰えるのは嬉しいですね。
証券会社を変えたい場合
もし、証券会社を変えたい場合には、複数の証券会社に口座を持つことが可能です。ただし、NISA口座は原則1年ごとに一つの証券会社にしか開設できません。
例えば、2022年にSBI証券でNISA口座を開設した場合、その年内は他の証券会社でNISA口座を開設できません。しかし、次の条件を満たせば他の証券会社に変更できます。
- その年のNISA口座で一度も商品を購入していない
- 変更の手続きを9月までに行う
また、翌年から別の証券会社で積み立てNISAを使いたい場合には、次のような手順を踏むと良いでしょう。
- 新しい証券会社で課税口座を開設する
- NISA口座変更の手続きを行う
- 積立内容を設定する
関連する質問と回答
Q1. 積み立てNISAを始めるためにはどの証券会社が最適ですか?
A1. おすすめの証券会社はSBI証券、楽天証券、マネックス証券の3社です。それぞれの特徴を理解し、自分のライフスタイルや重視する点に合わせて選ぶと良いでしょう。
Q2. ネット証券と店舗型証券の違いは何ですか?
A2. ネット証券は手数料が安く、手続きがネットや郵送で完結するため手間がかかりません。店舗型証券は対面での手続きが主で、手数料が高く、店舗に足を運ぶ必要があります。
Q3. 積み立てNISAでポイントを貰う方法は?
A3. クレカ積立と投信保有の2種類があります。クレジットカードを使って投資信託を購入するたびにポイントが貰える方法や、投資信託の保有額に応じて毎月ポイントが貰える方法です。
Q4. 証券会社を変更する際の手順は?
A4. 証券会社を変更する場合には、新しい証券会社で課税口座を開設し、NISA口座変更の手続きを行います。変更手続きには時間がかかるため、余裕を持って行うと良いでしょう。
Q5. ポイント還元が高い証券会社はどこですか?
A5. ポイント還元が高いのはマネックス証券(1.1%)、SBI証券(最高2%)ですが、条件が異なるため、自分に合った証券会社を選ぶことが重要です。