どうも高そうです。今日も楽しく米国株で豊かな暮らしを手に入れるためのヒントを学んでいきましょう。今回のテーマはこちら、米国株で好配当株を買うメリットとデメリットです。皆さん、高配当株で配当金生活には憧れを持っていませんか?日本株での高配当投資はちょっと難しいかもしれませんが、米国株なら高配当を通して完全リタイアも夢ではないのかもしれません。この記事では、米国株で高配当株を買うメリットとデメリットについて詳しく解説し、経済的自立への近道となり得るかどうかを考えていきます。

米国株で高配当株を買うメリットは以下の5つです。
1. 収入が読みやすい
2. 下げ相場の時でも配当は確実性が高い
3. 税金の損出しがしやすい
4. 手間がかからない
5. 暴落や下げ相場の精神的な支えとなる

それでは、一つずつ解説していきます。

収入が読みやすい

高配当株の最大の魅力は、収入が安定している点です。日本人の多くは、会社に勤めて月々決まった金額の給与をもらい、その範囲内で生活することに慣れています。そのため、決まった周期で一定の金額の収入が入ってくるという安定感は非常に心地よいものです。高配当株は、定期的に配当金を受け取ることができるため、収入が読みやすくなります。例えば、ジョンソン・エンド・ジョンソンは59年連続増配を続けており、エクソンモービルやAT&Tも高配当利回りを維持しています。このように、長期間にわたって安定した配当を続ける企業が多いのが米国株の特徴です。

下げ相場の時でも配当は確実性が高い

連続増配銘柄のような企業は、滅多に減配しないことが多いです。リーマンショックのような経済危機の際でも、増配を続けた企業が多く存在しました。例えば、2007年頃のサブプライムローン問題やリーマンショック時にはNYダウが54.4%も下落しましたが、多くの企業が配当を維持しました。このような実績があるため、高配当株投資は根強い人気を持っています。下げ相場でも配当を確実に受け取れるという安心感が、高配当株投資の魅力の一つです。

税金の損出しがしやすい

株式の配当金を受け取ったり、売却利益が出た場合には年間の利益に対して20.315%の税金がかかります。例えば、年間で30万円の配当金を受け取った場合、約6万円の税金がかかります。この税金負担を軽減するために有効なのが「損出し」です。損出しとは、含み損のある銘柄を売却して損失を確定させ、配当金の利益と相殺することで納税額を減らす手法です。例えば、含み損が15万円の銘柄を売却して損失を確定させることで、年間利益が15万円となり、支払う税金を約3万円に減らすことができます。このように、損出しを活用することで手元の運用資金を確保し、長期的な視点で利益を増やすことが可能です。

手間がかからない

高配当株投資は、不動産や太陽光投資と比べて手間がかからない点で優れています。不動産投資や太陽光発電は、定期的なメンテナンスや修繕、賃料設定の見直しなど、事業運営に伴う手間が発生します。しかし、株式投資はパソコンの画面を見て注文を出すだけで済むため、メンテナンスの手間が少なく、手軽に運用を続けることができます。特に忙しい現代人にとって、手間がかからない投資手法は非常に魅力的です。

暴落や下げ相場の精神的な支えとなる

株式市場では必ず暴落が発生します。市場の値動きを正確に予測することは誰にもできませんが、株式投資で最も重要なことは、市場から退場しないことです。暴落時には精神的な支えが必要です。高配当株を持っていると、配当金が安定して受け取れるため、暴落時でも冷静に対応することができます。合理的な判断をしようとしても感情に流されやすい人間にとって、高配当株は精神的な安定剤として機能します。

次に、米国株で高配当株を買うデメリットについて解説します。

米国株で高配当株を買うデメリットは以下の5つです。
1. リターンが市場平均に劣ることが多い
2. ハイテクをカバーしていないことが多い
3. 税の繰り延べ効果がない
4. まとまった資産がないとリターンが小さい
5. 減配のリスクがある

それでは、一つずつ解説していきます。

リターンが市場平均に劣ることが多い

高配当株は一般的に成熟企業であり、成長企業と比べてリターンが市場平均に劣ることが多いです。米国株は創業して経営が軌道に乗るまでは配当を出さず、キャッシュフローが安定し内部留保が大きくなって初めて配当を出す企業が多いです。例えば、マイクロソフトやアドビなどは、成長期には配当を出さず、成熟期になってから配当を出し始めました。高配当株は安定した企業が多い反面、キャピタルゲインが期待できない場合があります。このため、リターンが市場平均に劣ることがあるのです。

ハイテクをカバーしていないことが多い

ハイテク銘柄は現在最も魅力的なセクターの一つですが、高配当株投資ではカバーしにくいことが多いです。例えば、Facebook(現Meta)、Amazon、Google(現Alphabet)、Apple、Microsoftなどのハイテク銘柄は、配当を出さないか、配当利回りが低いため、高配当株投資の対象にはなりにくいです。これらの企業は成長を続けており、株価の上昇が期待できますが、高配当株投資では恩恵を受けにくいのが現実です。

税の繰り延べ効果がない

高配当株投資では、配当金を受け取るたびに税金がかかります。そのため、成長企業や無配当の投資信託のように利益を繰り延べることができません。配当金が細かな利益確定にあたるため、将来にわたって成長が予測される場合には効果を発揮しにくいです。株価が下がってしまうと、配当金だけでももらっておけば良かったということになりかねません。

まとまった資産がないとリターンが小さい

高配当株投資の最大のデメリットは、ある程度のまとまった資産がないとリターンが小さいという点です。例えば、VYM(高配当株式ETF)の場合、年率3%程度の分配金がありますが、100万円で年間3万円程度の利益となります。月々5万円のお小遣いを作るためには、元本2000万円が必要です。多くの人はある程度の資産が貯まるまでに待てなくなり、リスキーな投資に手を出してしまうことがあります。焦らずコツコツと積み上げることが大切です。

減配のリスクがある

米国株は連続増配期間が長い銘柄が多いとはいえ、完全なわけではありません。例えば、コロナショックを機に減配に転じた高配当銘柄もいくつかありました。個別株による高配当株投資を行う場合は、売上や配当余力が減少していないかを確認し続ける必要があります。VYMなどの高配当ETFを利用することで手間を減らすことはできますが、減配リスクを完全に避けることはできません。複数銘柄に分散し、配当金目標額を生活費の必要ギリギリにしないことが重要です。

まとめとして、米国株の高配当投資は収入が読みやすく、計画が立てやすいというメリットがありますが、リターンが市場平均に劣ることや減配リスクなどのデメリットもあります。投資戦略を考える際には、これらのメリットとデメリットをよく理解し、自分に合った投資方法を選ぶことが重要です。

関連する質問と回答

高配当株投資の最大のメリットは何ですか?

最大のメリットは、収入が安定している点です。高配当株は定期的に配当金を受け取ることができるため、収入が読みやすくなります。これにより、心の安定にもつながります。

高配当株投資の最大のデメリットは何ですか?

最大のデメリットは、まとまった資産がないとリターンが小さいという点です。高配当株投資では、ある程度の資産がないと十分な収入を得ることが難しいです。

税金の損出しとは何ですか?

税金の損出しとは、含み損のある銘柄を売却して損失を確定させ、配当金の利益と相殺することで納税額を減らす手法です。これにより、手元の運用資金を確保し、長期的な利益を増やすことができます。

高配当株投資は経済的自立への近道ですか?

高配当株投資は経済的自立への近道とは言えません。リターンが市場平均に劣ることが多く、まとまった資産が必要です。経済的自立を目指すには、インデックス投資や成長株への投資も併用することが推奨されます。

高配当株投資で成功するためのポイントは何ですか?

成功するためのポイントは、複数銘柄に分散投資し、減配リスクを避けることです。また、配当金目標額を生活費の必要ギリギリにしないように設定し、精神的な安定を保ちながら投資を続けることが重要です。

投稿者 Nakamura Shinichi